今回の共同調査の結果、タグがつけられた商品はタグがない商品よりも10%多くアクセスされていることが分かりました。ユニークユーザー数でも同様の差がついています。
キャンプ・BBQ用品店について
キャンプ・BBQ用品店は、アウトドアファッションやキャンプ用品、DIY工具に至るまで、多くの有名ブランドを取り扱うアウトドア用品店です。実店舗の他に、楽天市場にてオンラインストアで販売を展開しています。
改善点
実店舗と共に、オンラインストアでもより多くのユーザーを獲得しようといくつかの改善策を試みてきましたが、充分ではなかったためより効果的な策を探していました。
改善策
LISUTO(株)の独自技術AIタッガー™を使って、楽天市場のストア内の商品にタグ付けを行い、タグ付け前後の売れ行きを比較しました。
調査方法
AIタッガー™の効果を確かめるため、KPI(売り上げ、ページ閲覧数、とユニークユーザーの訪問数、転換率)を指標に、タグありとなしの商品を比較しました。
共同のケーススタディは3か月にわたって実施されました。実験開始前の2021年12月をタグなしのベンチマークとして比較の対象にし、2022年の1月から3月は商品にタグ付けを行って経過を観測しました。
ケーススタディをするにあたり、もっとも閲覧されている商品上位1000品を観測の対象としています。
ケーススタディの結果
結果は予想した通り、AIタッガー™によってタグ付けした商品はタグなしの商品と比べ、KPIすべてのパフォーマンスに向上が見られました。
アクセス数
1月は、セール後の余波を受けてオンラインショッピング全体の熱気が下がるのが通常ですが、タグありの商品はタグなしの商品と比べて4.5%少ない降下にとどめています。
アクセス数の低下は2月も続くものの、タグなしの商品が12月と比べて30%も低下してしまっている中、タグありの商品は20%のみで済んでいます。
3月に入ると双方ともに数字が回復しますが、それでもタグなしは12月と比較すると20%低下しており、タグありは10%以下に抑えられています。
調査期間中、平均で8.26%の差がタグありとなしの商品につく結果となりました。
ユニークユーザー数
予想した通り、ユニークユーザー数の結果もアクセス数を反映する形となりました。1月はアクセス数の低下に伴ってユニークユーザーの訪問数も下がっています。しかし、タグなしの商品が12月と比較して16%も低下している中、タグありの商品は10%のみにとどめています。
アクセス数同様、2月はさらに低下していますが、タグなしが30%もの大幅な降下を見せたのに比べ、タグありは18%以下で済んでいます。
3月、タグありの商品は大きく回復しますが、タグなし商品は初月から18%も低下したままです。
調査期間中、平均で9%の差がタグありとなしの商品につく結果となりました。
結論
調査は、アクセス数に10%の差を付けて、タグ付けの効果を明確に表す結果となりました。
LISUTO(株)では他にも、大規模雑貨店、 兵庫県の自治体、有名スポーツブランド、大手アウトドア用品店などの企業と同様の検証を行っています。AIタッガー™によるタグ付けの効果は無料で検証することが可能です。ぜひお気軽にお問い合わせください。