データのタグ付けによって、某家庭用品店の楽天市場での売り上げは、タグなしの商品と比べて16%も向上しました。
この会社について
某家庭用品店は日本のECストアで、掃除機から収納用品、洋服など、幅広い家庭用品を取り扱っています。自社のECサイトだけでなく、楽天市場にも出品しています。
課題点
自社サイトとECモール、二つのマーケティングチャネルを持ちながら、某家庭用品店は現状のパフォーマンスに満足できていませんでした。特に、アクセス数(PV数)と、売り上げのKPIが課題となっていました。
解決策
その改善策を図るため、LISUTO(株)に連絡し共同でECモール内のショップ最適化を目指しました。LISUTO(株)の独自技術AIタッガー™を使ってショップ内の商品にタグ付けを行い、タグ付け前後の売れ行きを比較しました。
調査方法
AIタッガー™の効果を確かめるため、アクセス数と売り上げを指標に、タグありとなしの商品を比較しました。
共同のケーススタディは3か月にわたって実施されました。始めの一か月目の2021年11月をタグなしのベンチマークとして比較の対象にし、12月と1月は商品にタグ付けを行って経過を観測しました。
ケーススタディをするにあたり、もっとも閲覧されている商品上位1000品を観測の対象としています。
ケーススタディの結果
結果は予想した通り、AIタッガー™によってタグ付けした商品はタグなしの商品と比べ、すべてのパフォーマンスに向上が見られました。
アクセス数
タグ付けの効果はアクセス数に顕著に現れました。12月はホリデーシーズンでもあるため、もともとオンラインショッピングのパフォーマンスは上がりやすい傾向にあります。ですが、タグありの商品はタグなしの商品に比べて倍の差をつけており、ベンチマークの11月と比べて25%の上昇を見せました。タグなしの商品は13%以下の上昇にとどまっています。
1月は正月の影響もあって双方数字を落としてはいますが、タグありの商品はタグなしの商品の半分の下降にとどめることができました。
調査期間中の総合では、タグあり商品はタグなし商品よりも平均で6%多いアクセス数を獲得しました。
売り上げ
売り上げはさらにタグ付けによる大きな違いを見せています。12月はアクセスが多かったにもかかわらず、タグなしの商品は11月と比べて売り上げを落としています。同じ月に、タグありの商品は12%の売り上げ上昇に成功しました。
1月は予想通りどちらも売り上げを落としているものの、タグなしの商品が31%も低下している中、タグありの商品は11%のみの低下で済んでいます。タグ付けの効果はKPIを改善するだけでなく、低迷の時期にもダメージを減らしてくれる効果もあることが分かりました。
調査期間中、総合で16%の差がタグありとなしの商品につく結果となりました。
結論
調査は、タグ付けの効果を明確に表す結果となりました。売り上げ、アクセス数、ユニークユーザーの訪問数のすべてにおいて、タグありの商品はタグなしの商品に比べてパフォーマンスの向上と維持を見せています。
LISUTO(株)では他にも、大規模雑貨店、兵庫県の自治体、 有名スポーツブランド、大手アウトドア用品店などの企業と同様の検証を行っています。AIタッガー™によるタグ付けの効果は無料で検証することが可能です。ぜひお気軽にお問い合わせください。