サイトナビゲーションによる絞り込み検索を行うことで、買い手は目当ての商品をより探しやすくなります。その際に重要となるのが商品にタグ付けされた属性です。属性によって、買い手が目的の商品を見つけられるかが左右されます。以下の二つのコツであなたのECサイトのナビゲーションを改善しましょう。
どんなに素晴らしい商品を取り扱っていても、それを探せなければECサイトでは誰も買うことができません。絞り込み検索のためのサイトナビゲーションやファセットナビゲーションは、ECサイトの基本と言えます。
サイトナビゲーションを使うことで、買い手は膨大な検索結果に絞り込みをかけて目当ての商品をより早く見つけることができます。それ以外にも、ただサイトをウィンドウショッピングのように眺めているだけのユーザーの興味を固めるという効果もあります。
まず始めに考えるべきことは、どんな属性を買い手に提示するべきかです。ツリーの上部には値段や口コミ評価など、どの商品にも共通するものを用意し、ツリーの下部に行くにつれて、素材や色、型番などといったその商品特有の属性を用意しましょう。
とはいえ多すぎる属性は逆効果です。サイトナビゲーションを開いてスクロールしきれないほどの属性があったら、買い手はその選択にストレスを感じて買い物をあきらめてしまうかもしれません。買い手の優先順位や買い物の際に求めることをきちんとリサーチして、本当に必要とされる属性のみを用意しましょう。
また、属性のなかに一つしか特性がないようなものは避け、それぞれの属性に3~5つの特性が入るようにしましょう。
属性が決まったら、次に確認したいのはその中身です。タイプミスや漢字の間違え、データの重複やエラーがないか確かめましょう。
例として、ファッション系のECサイトにおいて、「素材」の属性があったとします。その中で「コットン」「100%コットン」「ピュアコットン」などといった特性が並んでいたら、買い手側としてはコットンの商品を一気に見たいのにいちいち選択しなおす手間が生じてしまいます。
データをきちんとそろえるために、漢字変換やカタカナ語の統一など、フォーマットガイドを作成してサイトに取り入れることをおすすめします。サイト間で特性を統一させましょう。
属性の役割は、買い手が商品ページにたどり着いたからといって終わりではありません。サイトのナビゲーション以上に、商品ページでさらに情報を与えたり、商品同士を比較するのに役立ちます。
それには、同カテゴリのすべての商品が商品ページ内に属性のリストを含んでいる必要があります。比較をより簡単にするため、リストのスタイルと、ページ内のどこに位置させるかは、カテゴリーを通じて共通させましょう。ここでも先ほどのフォーマットガイドが役に立ちます。
「探しやすさ」はEコマースの成功のカギとなります。そしてその探しやすさはサイト内のナビゲーションをどう構築するかにかかっているのです。買い手がより快適にあなたのサイトで買い物ができるよう、
を意識してみましょう。