タグ付けとは、属性(色、ブランド、サイズなど)によって分類されたタグに商品を紐付けることを意味します。その結果、絞込検索のためのナビゲーションによって商品が絞込検索にヒットし、結果としてアクセスアップに繋がるメリットがあります。ではタグ付けによって、売り上げやアクセス数、ユニークユーザー数にどれだけの違いが生まれるのでしょうか?
調査方法
調査は2020年10月(タグ付けをする1か月前)、2020年11月(タグ付けを実施した月)、そして12月(タグ付けした1か月後)の3か月間を対象に、タグ付けした商品(タグあり)と、あえてタグ付けしなかった商品(たぐなし)それぞれの数値推移より、タグ付けによる効果を算出しています。タグありの方が、タグなしよりもパフォーマンスが向上していれば、タグの効果が確認できたということです。
観察結果
売り上げ
結果は表のようになりました。予想通り、タグ付けの行われた11月以降とそれ以前との違いは歴然です。全体の売り上げは平均で173%上昇し、タグ付けの重要さが明らかになりました。
アクセス数
売り上げ同様、アクセス数にも平均で40%増加という大きな変化が見られました。
ユニークユーザー
ユニークユーザー数も同様に、タグ付けされた商品のほうがより多くのユニークユーザーを集めています。
転換率
購入者は膨大な数の商品の中から、欲しいと思う商品に早く辿り着くために、絞込検索を活用しています。そして絞込検索を行うほどに、表示される検索結果は精査されることから、最終的に購買行動に至る転換率も向上しています。結論
調査の結果、オンラインストアにおけるタグ付けの重要性がこのように明らかになりました。