サイトナビゲーションはファセットナビゲーションとも呼ばれる、買い手が探している商品をより見つけやすくするための機能です。買い手は特定の属性を使うことで、検索結果をより関連高いものへ狭めることができます。
サイトナビゲーションの絞り込みは、例えば「家電」や「キッチン用品」などといった興味のあるカテゴリを探すためにあります。それぞれのカテゴリには大量の商品があるため、そこから目当てのものを探すのには時間がかかります。
そこでサイトナビゲーションを使うことで、買い手は条件を付けて検索結果を絞り込むことができます。例えばパソコンを探している場合、いくつもある商品の中から、ブランドやプロセッサーのタイプ、画面サイズなどといった属性から絞り込むことで、欲しい商品を探す時間を短縮することができます。
上記のように、昨今の買い物客はネットショッピングにとても慣れています。さらにECサイトは数えきれないほど存在するため、もしあなたのECサイトのナビゲーションに満足できなければすぐにサイトから去ってしまうでしょう。
サイトナビゲーションを使うことで関連のない商品を時間をかけて見る時間を短縮し、探している商品に近い物のみから買い物をすることができます。効率的なナビゲーションはより良い買い物体験をもたらします。(Mコマースではさらにそれが必要とされます。)そしてそれはもちろん最終的な転換率や売り上げにもつながっていきます。
ECサイトにナビゲーションを設置する際気を付けるべきことがいくつかあります。
顧客をよく知る: サイトナビゲーションとその属性はどの買い手にとっても最も便利なものでなくてはなりません。サイトを訪れた顧客がどんなキーワードを使って検索しているか、どのページが一番閲覧されているか、その時々によるニーズやトレンドなどといった情報を把握しましょう。そして必要に応じて属性を変えたり新しいものを追加したりしましょう。
属性の数: 選択肢が多すぎると買い手は混乱します。特に関連性の低い属性はすぐに除外しましょう。買い手がどんな属性をよく使用しているかリサーチし、それに合わせて調整しましょう。必要な属性の数を知るのに役立ちます。 また属性はカテゴリにきちんと相応しているものである必要があります。ジーンズを探している買い手に「画面サイズ」の属性は必要ありません。
複数の属性選択: サイト内で取り扱っている商品数によっては、検索結果を絞り込むために複数の属性選択が求められます。例えばジーンズを探しているときに「サイズ」の属性のみで検索をしてもまだ商品数が多すぎるかもしれません。そこで「ブランド」や「形」「柄」などといった他の属性をかけ合わせてさらに理想に合った商品を探すことができます。
属性のカスタマイズ: オリジナリティのある属性を使うこともおすすめです。検索結果を効率的に狭めることはなくとも、買い手が興味のある商品のゾーンに近づくことはできます。そのあとで他の属性を使ってさらに結果を細かくそろえることができます。例えばパソコンの属性の中に、「ゲーミング」「グラフィックデザイン」「普段使い」などといったものを入れてみることで、買い手が探していた通りのものを見つけられるかもしれません。また、こういった属性は「ブラウザ」にも有効です。ウィンドウショッピングを楽しみたい買い手にとって、属性が何を買いたいか知る糸口となります。
属性ごとの商品数の表示: それぞれの属性の横に、その絞り込みによって得られる検索結果数を表示しましょう。その数によって買い手はその絞り込みにどれだけ効果があるか見越すことができます。
昨今のEコマースではハイスタンダードなサイトナビゲーションが必須です。素早く効率的な商品の検索と閲覧は、買い手にとってショッピング体験を左右する重要なポイントです。サイトナビゲーションについてよく知って、買い手のニーズに備えましょう。