1. カテゴリレベルの属性は避ける
サイトナビゲーションの属性と特性は、検索結果を絞り込むために欠かせませんが、カテゴリレベルよりもサブカテゴリレベルにするのがおすすめです。その理由として、カテゴリの選択はほぼ必ずと言っていいほど検索の際すでに行われているためです。例として「ファッション」カテゴリにおいて、「レザー手袋」と「ウール手袋」のように特性が分かれていたとします。もし素材に関わらず全ての手袋を見たかった場合、特性を選択しなおして再度検索しなくてはなりません。そういった買い手を念頭に、サブカテゴリで「手袋」をまず選択できるようにし、その先で素材の特性が選択できるようになっているとよいでしょう。
細かすぎる属性の選択肢をカテゴリに持ってきてしまうと、検索がややこしくなるうえに情報が増えすぎて買い手は混乱してしまいます。タクソノミーはシンプルで分かりやすくを心がけましょう。始めに買い手にサブカテゴリを選択させ、そこから属性を使って絞り込み検索ができると便利です。
2. 一つの特性しかないカテゴリは避ける
タクソノミーを簡潔に、効率的に保つには、ひとつの特性しかないカテゴリは避けましょう。そういったカテゴリをひとつのカテゴリにまとめ、複数のサブカテゴリを持たせます。よくやってしまいがちなのが、例えば充電器を製品本体と並列してカテゴリとしてしまうことです。充電器のカテゴリには充電器ひとつしか特性はありません。より効率的にするためには、「アクセサリ」のカテゴリにその他付属品をまとめて、複数の特性を持たせるとよいでしょう。
3. その他を避ける
また、よくある間違いに「その他」のカテゴリがあります。どのカテゴリにも属さないからそのカテゴリをわざわざクリックしてみようという買い手はなかなかいません。
「その他」を避けるためには、新しい商品をカテゴリ分けする際、関連があるカテゴリのどこかに必ず振り分けるよう気を付けてみましょう。もしどうしても該当するカテゴリがなければ新しく作ればよいのです。
これら3つのコツを参考に、あなたのサイトのタクソノミーを見直してみましょう。当り前のことですが、商品は見つけられなければ購入もされません。ナビゲーションのタクソノミーがきちんと構成されていれば、より良い買い物体験をあなたの顧客に届けることができます。