楽天市場のSKUプロジェクトによって、今までのタグIDが商品属性に変わります。
この変更こそが、検索ロジックにも影響する重要な変更点です。
商品属性の仕組みと役割を理解して売上アップを目指しましょう。
今回は、これだけはおさえておきたい「商品属性」について解説します!
もし前回までのブログを読んでいなければ、まずはこちらをご確認ください。
#1 SKUプロジェクトで“ほしい”が見つからないユーザーの課題を大幅改善
① タグIDが商品属性に変わる
楽天市場の中で「タグ」を指す名称が「タグID」から「商品属性」に変わります。
タグIDはRMSでポチポチと選択したり7桁の数字を入力する仕様ですが、
商品属性に変わると実際の値を文字で入力するように求められます。
一部、選択式の項目もありますが、それでも記述式の内容はかなり多く、
着丈などのサイズにいたっては、1センチ単位で入力しなくてはなりません。
商品属性の登録は、タグIDのときよりも時間がかかるようになるのは不可避です。
もちろん「SKUプロジェクト」なので、その名の通り、SKU単位での登録です。
② 商品属性の作用
商品属性は、キーワード検索、サジェスト検索、絞込検索など
あらゆる検索方法の参照先として使用されます。
SKUプロジェクト後の検索結果の画面では商品展開(バリエーション)も
表示されるようになりますが、それもすべて商品属性を参照しています。
また商品ページでは登録した商品属性はすべてスペック表としても表示されます。
③ タグ登録の必須化
いままでタグIDは任意だったので、登録せずとも出品はできました。
それが商品属性へと変わると、それぞれのジャンルに必須項目が設けられます。
最低限、それらの必須項目を登録しないと出品すらできなくなってしまいます。
もちろん、必須項目があれば、任意項目も存在します。
全体の数でいえば、必須項目として設定されるのは全体のわずか1割ですが、
SEO対策の観点で重要なのが、残りの9割を占める任意項目の徹底登録です。
キーワード検索、サジェスト検索、絞込検索など、
あらゆる検索で任意項目を含む商品属性が参照されるようになるので、
任意項目を入力すればするほど、発見されやすい商品ページになるでしょう。
ジャンルによって用意されている商品属性の内容は異なりますが、
メンズシャツの例では必須項目と任意項目合わせて42項目もあるんです。
これらすべての項目をSKU単位で徹底登録などできるでしょうか…
相当な工数を割くこととなり、簡単ではないですよね。
けれどもライバルよりも発見されやすくなるには、やるしか選択肢はありません。
今までSEO対策に割いてきた時間と労力を、今後はタグ登録に注力すべきです。
任意項目をどこまで徹底登録できるのか、それが競合他社との差別化を図ります。
こんな大変な作業が待ち構えているならば、早めに準備したいですよね。
次回、今から始められるSKUプロジェクトの準備を解説するのでお楽しみに。
LISUTO株式会社ではYahoo!ジャパンコマースパートナーと
楽天RMSサービススクエアの登録製品である「AIタッガー™」という
商品属性(タグ)の登録を自動化するツールを提供しています。
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