間近に迫ったSKUプロジェクト、店舗の移行時期を問わず
「検索ロジックが2023年3月16日に変わる」と発表がありました。
移行日前に検索ロジックが変わる、つまり今から備える必要があります!
[週刊サポートニュース]検索ロジック変更に関するリリース日のお知らせ
前回までのブログでは、なぜ今から準備が必要なのか、
今からどう準備をすればいいのかを解説しました。
前回までのブログをまだ読んでいなければ、まずはこちらから。
#1 SKUプロジェクトで“ほしい”が見つからないユーザーの課題を大幅改善
#2 タグIDがどう変わる?これだけはおさえたい!「商品属性」について
#3 SKUプロジェクトに向けて今からやるべきことを徹底解説!
今回は新しい検索ロジックで検索順位を上げる上で重要な
「商品属性」について知っておくべきこと3選をご紹介します!
楽天SKUプロジェクトで現行の「タグID」は「商品属性」に置き換わり
あらゆる検索のSEOに直結することはこれまでに説明してきました。
そんな大事な商品属性ですが、どんな項目が登録できるかしってますか?
「商品属性定義書」という仕様書が店舗運営ナビで公開されています。
商品属性定義書には、どのジャンルにどんな項目の商品属性があり、
それぞれの登録ルールまで詳細に記されています。
商品属性定義書の確認は以下の手順で確認してみてください。
このページでは、ジャンルごとに商品属性定義書をダウンロードできます。
必須項目は赤色、その他の色は任意項目として色分けされています。
今までのタグIDでは登録できる上限が32個までと制限されていましたが、
商品属性ではジャンルによってかなりの数が項目に追加されていて、
新たなタグとなる商品属性は上限なく登録できる仕様になりました。
商品属性はざっくり1~2割が必須項目、残りの8~9割は任意項目です。
新たな検索ロジックでは任意項目まで参照されるようになるので、
出来るだけ多くの任意項目を入力することが有効なSEO対策になります。
また、入力方式やフォーマット、選択肢や推奨値の有無、
複数の値を入力できるか否かなどのルールも記載されています。
入力方式が記述式で推奨値がない場合は自由にテキスト入力できます。
記述式で推奨値がある場合でも、推奨値に該当するものがなければ
推奨値以外のテキスト情報を自由に記入できる仕様です。
一方で、入力方式が選択式の場合には、用意された一覧の中から
その商品に該当するものを選択して登録する必要があります。
また、複数の値を入力できる項目もあります。
ブランド名という項目において複数値入力が「可」の場合、
指定された区切り文字を使用して複数値を入力できます。
コラボ商品で複数のブランド名を入力する場合などに有効ですね。
最大いくつまで複数値を登録できるかの上限もあるので注意は必要です。
商品登録や在庫管理をしていますが、SKUプロジェクトに移行すると
「normal-item.csv」という1つのcsvに集約されます。
現行のCSVとのフォーマットの大きな違いは、
バリエーションの設定に関する項目が追加されることと、
CSVを開く気力を失せるほどややこしい仕様になる…ということです。
SKUが多いほどサイズが大きくCSVを開くことも困難になるでしょう。
シングルSKUの場合、商品管理番号(商品URL)、商品名、
ジャンルIDは必須ですので、必ず記載する必要があります。
これらの情報が入力されている行を商品レベルといいます。
マルチSKUの場合は、商品レベルにバリエーション項目キー定義、
バリエーション項目名定義、バリエーション1~6選択肢定義を入力し、
下に行を追加し更に情報を入力する必要があります。
その行をSKUレベルの行といい、バリエーション項目キー1~6、
バリエーション項目選択肢1~6、商品管理番号(商品URL)、
SKU管理番号、商品属性の項目をSKUごとに登録する必要があります。
SKU単位で商品登録をする際に大きく変わる点としては、
バリエーションの設定部分ですが「バリエーション項目キー定義」は
最大6個まで定義できるようになります。
項目キーは「101|102|103」のように半角文字列で入力します。
「バリエーション項目キー定義」で設定したキーに対する表示名は
「バリエーション項目表示名定義」で設定することが可能です。
「101|102|103」に対し「容量|本数|ラベル」などを定義します。
そして、その商品にどういったバリエーションがあるのかを
「バリエーション項目」と「バリエーション選択肢」で定義します。
このようにバリエーションが多ければ多いほど、
商品登録の際に入力する項目が増えていきます。
そしてバリエーション(SKU)の数だけ商品属性を登録していくので、
ストア担当者の負担が増えることは容易にイメージできますよね。
SKUプロジェクトにより商品属性の必須項目が設けられますが、
必須項目の登録には移行日から6か月間の猶予期間が設けられています。
ストアの移行日が2023年9月であれば2024年4月までが登録猶予期間です。
これを過ぎると必須項目がない商品は更新や編集ができなくなります。
し・か・し!
ここで大事なのは、検索ロジックが商品属性を参照し始める時期です。
2023年3月16日から検索ロジックが変わると楽天から発表があったように
ストアの移行日からではなく、登録猶予満了後からでもありません!
このタイミングを誤解しているストアがかなり多いので注意が必要です!
しっかりタグ付けしなければこの日からアクセスが落ちること必至です。
のんびりしている暇はありません。
新たな検索ロジックに備えるには、今から準備が必要です。
店舗のSKU移行時期による不公平さが生じぬよう、
楽天は現行のタグIDを登録しておけば、裏でタグIDを商品属性へと紐づけ
それを新しい検索ロジックで参照することになっています。
もしタグIDすら全く登録されていない状態で3月16日を迎えたら…
目も当てられない状況になっていてもおかしくありません。
検索ロジックがどのように変わるのかもっと知りたい方は、
前回までのブログで詳しく解説しているので読んでみてください。
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楽天RMSサービススクエアの登録製品である「AIタッガー™」という
商品属性(タグ)の登録を自動化するツールを提供しています。
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