この記事では、Yahoo!ショッピングでの基本的なSEO対策についてまとめています。ぜひ最後まで読んでショップの改善を目指しましょう。
Yahoo!ショッピングにおける検索エンジン最適化(SEO)の重要性
Yahoo!ショッピングのユーザーは、おおよそ7割から8割が検索からの流入と言われています。
運営中のストア様でも、管理画面で分析を行っておりますが、基本的にはこのような推移となっています。
今後出店を予定されている事業者様にとっては、まず押さえておくべきポイントです。
Yahoo!ショッピングでは、「検索」と「カテゴリ(各ジャンル)」からの売上が中心となっています。
そのため、サーチにおける対策が非常に重要となります。
SEO対策のサイクルについて
①キーワードの選定
SEOにおいて最も重要なのは、キーワードの選定です。
大規模なキーワードを狙っても、初めから上位表示させることは難しいです。
一定のアクセス数が見込めるキーワードや、競合が少ないキーワード、取扱商品に関連する指名キーワードなどを探してみましょう。
②商品ページの改善によるSEO対策
選定した注力キーワードに基づき、商品ページの修正や対策を行います。
③掲載順位の確認
対策を行った商品の順位を確認しましょう。効果が出ない場合は、まず①のキーワード選定を見直してみましょう。
キーワードの探し方
まずは、「どのようにしてキーワードを見つけるか?」
Yahoo!ショッピングにおいては、まずサジェストワードをチェックするのが良いでしょう。
検索結果に表示される関連ワードも確認しましょう。
また、商品によっては性別や年代に関連するキーワードも存在します。
まずは自社の取り扱い商品や競合商品などを検索して、キーワードを調べてみましょう。
※プレミアム統計レポートの活用もおすすめです。
今年の1月にリリースされた検索流入レポートでは、Yahoo!ショッピング全体の検索傾向からジャンルごとの傾向を確認できます。
任意で調べたいキーワードの順位も確認できますので、こちらも活用してみましょう。
任意のキーワードの検索順位も確認できます。
検索時のサジェストワードは10件しか表示されませんが、他のキーワードも探すことができますので、ぜひ活用してみてください。
サーチロジックに関して
推奨されるサーチに関する基本的な対策として以下の項目があります。
- 商品ページに適したキーワード対策がされているかを確認します。
※現在、Yahoo!ショッピングでは検索画面のおすすめ順に「優良配送」がデフォルトで表示されており、検索に対して最も大きな影響力を持っています。
商品ページの基本的な対策やSEO対策を行った上で、投資を行うことが不可欠です。
PRオプションの料率や検索型広告における入札単価を上げても、対策を行わなければ効果は期待できませんので、注意が必要です。
商品ページの強化
- 商品名はSEOにおいて最も効果的な部分です。重要なキーワードは必ず商品名に含めましょう。
- 商品名の先頭に置かれたキーワードほど重要と見なされます。
- 商品名に一部の記号が含まれると、減点される場合があります。記号を使う場合は楽天市場とは異なるので注意が必要です。
- 商品名が平均より長い場合、減点される可能性があります。文字数には注意しましょう。
- 複合キーワードはそのまま商品名に連続して入力することが推奨されます。
- キャッチコピー欄にも商品名に含まれるキーワードを入力することで、検索対策に効果があります。
- 商品説明文には補足情報や関連キーワード、スペック情報を丁寧に入力しましょう。箇条書きで視認性を考慮すると良いです。
- 商品のカテゴリとスペック情報は必ず登録しましょう。検索結果への影響があります。
これらのポイントを押さえて、商品ページを強化しましょう。
PDCAサイクルや運用について
対応が一通り完了したら、検索順位の変動を日々チェックしましょう。SEO対策は商品の露出向上の重要な一歩ですが、設定だけでは売上が上がるとは限りません。モールの流通予測や季節性、世の中のトレンドを考慮し、時には広告や販促の投資や活用も必要です。
PDCAサイクルを意識して、SEO対策を実施し、売上拡大を図りましょう。それには、次のステップを踏んでいくことが重要です。
- 目標を設定し、SEO対策の計画を立てます。どのキーワードをターゲットにするか、どのようなコンテンツを作成するかを考えます。
- 計画に基づいて、SEO対策を実行します。キーワードの最適化やコンテンツの改善、リンクの構築などを行います。
- 実施したSEO対策の効果を定期的に評価します。検索順位の変動やトラフィックの変化を分析し、対策の効果を確認します。
- 評価結果を元に、必要な修正や改善を行います。新たなキーワードの追加やコンテンツの改善、広告や販促の戦略の調整などを行い、PDCAサイクルを継続していきます。
このサイクルを回すことで、持続的なSEO対策を行い、売上拡大につなげていきましょう。
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