ECサイト内の膨大な商品とそのデータは、閲覧に多くの時間を要します。そこで、数ある商品の中から買い手が効率よく彼らの探している商品を見つけるのに欠かせないのが、絞り込み検索のための属性とフィルタです。
絞り込み検索のための属性とフィルタとは?
より良い顧客体験を買い手に与えるには、彼らの商品を探す手間をより短く、効率良くさせることが大切です。そのためにあるのが属性やフィルタといったナビゲーション機能です。買い手は検索結果を調整することで、欲しい商品により早くたどり着くことができます。
ナビゲーション機能のメインであるのが属性とフィルタです。これらを使うことで検索結果を狭めたり、条件を組み合わせて検索結果をカスタマイズしたりすることができます。より快適な買い物体験は最終的なコンバージョンやサイトの売り上げに大きく関わってきます。
フィルタ VS. 属性
フィルタと属性(またはファセット)は、絞り込み検索という共通した役割を担っています。そのため多くの人が混同しがちですが、実はそれぞれ違った役割を持っています。
フィルタとは
フィルタは、商品の大まかなカテゴリ分けをします。検索結果の影響は受けません。買い手はカテゴリを選ぶことで、関係のない商品を除外して、少ない検索結果の中から商品を選ぶことができます。
属性検索と違って複雑性が少なく、検索ワードの影響も受けないため比較的簡単に作ることができます。産業側によって作られていることが多く、同系の産業は共通のフィルタを持ちます。
例えばほとんどのファッションサイトで共通するフィルタに「カテゴリ」があります。「シャツ」「ボトムス」「シューズ」などといったカテゴリの中から、探している商品の属すカテゴリを選択することで、素早く他の商品を除外することができます。
Abercrombie & Fitch’sのウェブサイトを見てみましょう。「メンズ」カテゴリの中からさらに「トップス」「ボトムス」といったカテゴリを選ぶことができます。それぞれのカテゴリがフィルタの役目をはたしており、例えば「トップス」を選ぶとその他のカテゴリの商品は自動的に除外されます。
カテゴリの他にも「値段」や「レビュー」といったフィルタがあります。これらはサイト内のどの商品に対しても共通するフィルタであるため、属性による絞り込み検索ののち、その検索結果上でフィルタをかけることができます。
フィルタはAbercrombie & Fitch’sのサイトではトップ画面のナビゲーションパネルに、または検索結果のページに位置しています。Amazonでは属性と一緒にサイト内ナビゲーションの中に位置し、Googleではタブとして画面上部に、Ebayでは検索バーの中に位置しています。
属性とは
属性(またはファセット)は、商品の色やサイズといった特徴を表します。カテゴリごとにそれぞれ適した属性があり、買い手は検索結果に合わせて属性を選択することができます。フィルタと違うのは、属性は複数の選択が可能なことです。複数の属性を組み合わせて、特定の条件を持った商品のみの検索結果をカスタマイズすることが可能になります。
フィルタは大まかなカテゴリ分けができるのに対して、属性は細かい条件を組み合わせて買い手のニーズにより近い結果を表示することができます。そのため、属性による絞り込み検索は、フィルタによるカテゴリ分けよりもより高い顧客体験をもたらします。
引き続きAbercrombie & Fitchのウェブサイトを例に見てみましょう。「メンズ・トップス」のカテゴリーを選択したのち、属性を使ってより検索結果を絞り込むことができます。
ここにある属性は「サイズ」「色」「襟の形」「袖の長さ」などです。これらを好みに合わせて選択することで、探している商品により近い条件で検索することができます。
商品によって属性は異なります。例えば「襟の形」や「袖の長さ」はトップスに必要な属性であって、ボトムスには適しません。フィルタでボトムスのカテゴリが選択されている場合、選択できる属性は「素材」や「丈」に変わります。
フィルタと比べてより高い顧客体験を得られる属性機能ですが、その複雑さのため制作とそのメンテナンスにはより多くのリソースが必要になります。属性による絞り込み検索を正しく機能させるためには、正しいサイト構築、そしてすべての商品にタグ付けがされていることが必須です。
フィルタと属性を使うべき理由
フィルタと属性は、膨大な商品が並ぶECサイトを効率よく閲覧するのに欠かせない機能です。
フィルタでカテゴリを大まかに分けることで、買い手は関連したカテゴリ内のみで買い物を続けることができます。関係のないカテゴリを除外したのち、さらに属性を選ぶことで探している商品によりフォーカスして検索することが可能になります。
最も関連の高い少数の検索結果を買い手に提供することは、より高い顧客体験とコンバージョンにつながっていきます。